研究者の男性は、ある日古本屋で自身のサインが入った本を見つけることとなります。その本は、唯一自分のサインを書いた友人Xに渡した本で、彼自身のことに思いを巡らせていたところ、なぜか妙に胸がざわつき、久々に彼に連絡をとることになりました。久しぶりに再会した友人はもう話すことが出来ないほど病魔に侵されており、間もなく亡くなってしまいました。その後、Xの母親から贈り物があり、そこにはXが所有していた自身のサイン入りの本と手紙が添えられていました。

古本屋に現れたXに送った自著本は、もしかするとXが友人に会いたい気持ちが体現したものだったのかもしれませんね。