『屋根裏に誰かいるんですよ』家は心休まる空間であると同時に、狂気を培養する孵卵器でもあるとの精神科医の視点が話題
現在Twitterで話題になっている本があります。それが、春日武彦作の『屋根裏に誰かいるんですよ』
まず、その奇妙なタイトルが目を引く。しかし本書は、そのタイトルから受けるコミカルな印象とは異なり、精神科医である著者が、現代社会におけるさまざまな精神病理を、きわめて冷静に考察したものである。
精神科医
屋根裏に誰かいるんですよへの反応

大物家具買う前に、階段通れるかどうか事前に寸法とっておこうよ…

春日武彦せんせー!
この方の著作にずいぶんと助けられました!

いやあ、全く正常な人間を自負している私の家にも誰かいるよ。
ずっといるよ。見えないけど一緒に生活してる

可能なら早めに投薬治療を勧めたい案件

私たちは日々社会活動することで“常識”を校正しているんでしょうね。精神が傾くのはふとしたキッカケで明日は我が身かと思います。

学生の頃アパートの大家さんと警察が来て、別の部屋の住人が「屋根裏からユニットバスの天井経由で部屋に侵入して、調味料を盗まれている」と言っているので、部屋を調べさせてくれと言われたことがあります。続報はありませんでした。

「家屋と妄想の精神病理-あるいは、狂気とアナクロニズム」というタイトルに改題増補されているようです。こちらも新品在庫はなさそうですが…

買おうと思ったらコレクター品だったでござる

思えば風水とかって単なる建築的知識のノウハウってだけじゃなくて、外界を意識できてるかどうかっていうののテスト的なのもあるんだろうな

これ、おもしろそうφ(ΦωΦ)メモメモ
ちょうど昨日読んだ『ひとんち』
あちらはフィクションだけれど見ているところは似てる。

「家は心休まる空間であると同時に、狂気を培養する孵卵器でもある」

この本よかった。精神科医として数々の"常軌を逸した"家を訪問した筆者が語る、「家は心休まる空間であると同時に、狂気を培養する孵卵器でもある」という視点が面白い。少なからず他人の目がある外と違い、自分の価値観だけが正となる自宅は、時間の積み重ねとともに妄想や妄執の濃縮装置となりうる。

自分の家の屋根裏など、あまり立ち入らない薄暗い空間に、見知らぬ人物がいつの間にか棲みつき、居間から物を盗んだり悪戯したり、騒ぎ声を立てたりする…日常と非日常のあわいでうごめく、ステレオタイプにして不可思議な都市伝説の物語に、精神科医がメスを入れる物語です。
このツイートに集まったリプライを見てみると、
客観的には異常なんだけど、住んでる人からしたらロジックがあるんだろうなと今さら思う。例えば方角を決めてお守りを置いてる家とかフィギュアをたくさん飾ってる家は普通にあるわけで、それらが組み合わさったり少しずつズレていったら結果的に前述のような内装になった家も生まれうるなと。
学生の頃アパートの大家さんと警察が来て、別の部屋の住人が「屋根裏からユニットバスの天井経由で部屋に侵入して、調味料を盗まれている」と言っているので、部屋を調べさせてくれと言われたことがあります。続報はありませんでした
とのコメントが寄せられています。