「私、このパイ嫌いなのよね」。考えさせられるひとこと。
スタジオジブリの作品「魔女の宅急便」。いつまで経っても色あせることない名作です。そんな魔女の宅急便には、キキがおばあちゃんの作ったニシンのパイを、誕生日の孫に届けるというシーンがあります。そこで言われる「私、このパイ嫌いなのよね」のひとことには、仕事はこういうものだという、宮崎監督の思いが込められているそうです。
ニシンのパイ
魔女の宅急便への反応

林檎にチェンジで

イケてるメンバーが集まってるダンスパーティで取り分けのしづらい手作りの田舎料理(しかもびしゃびしゃ)を送ってこられてしまったら私も困るかもしれない…おばあちゃんに直接いらないとは言えない優しい子

【非公式ファンサイト「ジブリのせかい」】 「宮崎監督の著書『出発点』と『風の帰る場所』のインタビューの中で語られています。」とあります。

ただその後、エンディングではキキが同世代の女の子と仲良くする場面もいれてますね。監督曰く、女の子の友達ができたことでこの件も踏まえキキの成長も描きたかったとか。

余計なお世話って感じでしょう ニシンのパイっておいしくなさそうだもん

幼少期に見た時はただの嫌な女の人としか思っていませんでしたが、今回見た時は文句言いつつもちゃんとパイを受け取ったりしていて、ただの嫌な人という感想は無くなりました。 インタビューの通り、視点を変えて見るという事の大事さが良く理解できました

ファンタジー映画なのにリアリティがある

キキの視点で考えれば、キキは良い社会経験をしたということになるのでしょうね。 しかし、それとあの孫が気に食わないという僕の感情は別物ですwwおばあちゃん大切にしろ!!!って思っちゃいますww

ニシンのパイ… 大人になったらわかる 生臭そう

そもそも労働問題に詳しかった 宮崎監督は 働けば感謝されて当たり前、 と思っていなかった訳で それがこの映画に 繰り返しの鑑賞に耐え得る 深みを与えていますよね

優しい人はいい人で、怒る人は嫌な人、と思い勝ち。 でも仕事の上では、いちいち怒って自らの気持ちを表現してくれる人はいい人で、とても有難い事。 優しい顔してニコニコしながら、“もう来なくてもいいですよ”、などと心底丁寧に仰られる方こそが、一番恐ろしい人。

深いね。

完全に同意します。 単なる意地悪な娘という解釈をされる方が多くて辟易とします。

あのイヤな子の声優さん、ほんとにイヤそうな感情が伝わってくるので監督さんの眼の高さにただただ感服。

単純に思春期からの反抗期だと思ってたわw

大人になってからわかるシーンですよね キキは主人公だから観てる人は感情移入してしまうけど 女の子とってはただの宅配便の人ですからね

一周回ってなんか泣けちゃう!
魔女の宅急便は、魔女見習いのキキが色々な困難に立ち向かい、人と触れ合いながら成長していくお話です。
その中でも、大雨の中、キキがニシンのパイを女の子に届けるシーンは印象的ではないでしょうか。
びしょ濡れになりながらも必死に届けたパイ。
しかし女の子は「私、このパイ嫌いなのよね」とだけ言いすぐにドアを閉めます。
酷いなあと思う方も多いと思いますが…。
あの言葉があることで、仕事の厳しさや現実、そして自分の甘さに気付くのだと宮崎監督は言われています。
主人公はああいう場面でよく言い返しますが、キキは黙って聞いており、何とも言えない表情をしていましたもんね。
ジブリ作品は、セリフひとつひとつに思いが込められているのだと感じました。