声や匂いの方が重要?生後1年までの赤ちゃんの目は想像以上にぼやけて見ている!
馬や牛や鹿など草食動物は生まれて数時間足らずで立って歩けるようになります。これは肉食動物に襲われる可能性があるなど様々な理由があるからです。一方、人間の赤ちゃんは生まれて約9ヶ月までは自分で立つことなどできません。それどころか視力も我々の想像以上に見えていない様なのです。それがこちら。
赤ちゃん
視力への反応

戸田 千 @miyakowasureLC
こちらは『赤ちゃんの部屋 Baby's-Room』という妊婦さんや産後の育児のお悩み解決サイトに掲載されていた赤ちゃんの視力に関する記事です。それによると、新生児(生後4週間)の視力は0.01~0.02しかなく、ぼんやりとした世界でしか見えていない様です。これには理由があり、生まれて直後は瞳孔を覆う角膜が薄くて遠視の状態なのだそうです。その為、母乳を与えるお母さんは30cmくらいまで近づいて赤ちゃんに人を認識させてあげることが重要です。
その後2~4ヶ月で徐々に視力が鍛えられ、半年で0.1程度まで見える様になります。この頃になってようやく両親の顔の認識や他人の区別がつくようになるそうです。と言っても、1歳でも0.2~0.25とまだまだ見え方は未熟なので、こっちを見て笑った!など周りの大人の過剰な期待は禁物ですね。
こうして見ると人間の赤ちゃんは我々のは想像以上に目が見えていないのがわかりますね。聴覚や嗅覚などお母さんの声や匂いの方が重要ということかもしれません。